日本人でありながら韓国でアイドルデビューし、今や韓国、中国、日本を飛び回り活躍するアイドルをご存知でしょうか?
日中韓混合グループであるCROSS GENEの中で唯一の日本人メンバー・Takuyaです。
日本での芸名は寺田拓哉。アミューズに所属するタレントで、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでは審査員賞を受賞した経歴を持ちます。
経歴を見ればほかの日本のタレントたちと変わらないタクヤですが、日中韓混合グループに入った理由はなんだったのでしょうか?
全く縁がなかった国へ・・・
タクヤが韓国へ来るきっかけとなったのは、オーディションでの合格。KPOPが好きで、学びたいと思ったそうです。無事オーディションに合格し、CROSS GENEの一員として韓国デビューをすることになったのです。
とはいえメンバー内ではただ一人の日本人。はじめは言語も苦労したようですが、メンバーたちとの共同生活をするうちだんだんと語学力も向上。
彼を韓国で有名にしたきっかけとなった番組が、『非首脳会談』です。
この番組は約11か国の在韓外国人が、毎回様々なテーマで討論を行う
韓国でも大人気の番組。出演者たちは外国人であるにもかかわらず全員流ちょうな韓国語をしゃべります。
タクヤは日本代表として参加。おとなしいながらも、人の話をよく聞き、発言したいときには控えめに手を挙げている…というキャラクターが韓国内でも人気になりました。
番組内で語った家族への思い
カズヤには妹が二人いますが、番組内では妹たちを溺愛しているお兄ちゃんの面を見せました。
特に上の妹は背が高くタクヤ似の美人さんだそうで、周りの友達にも人気があるそう。
それに対してタクヤは「興味持つなよと言ってあります」と強い一言。「うちの妹はかわいい」「彼氏ができたと聞いて気分がよくない」とも発言。
さらに、「妹のSNSを検索して見ていて、彼氏のSNSもみた。僕よりはかっこよくない」とまで…完全にシスコンです。
タクヤのお父さんとお母さんは離れて暮らしているそうで、『非首脳会談』で離婚についての話題になったとき、でタクヤが「僕は父親とは離れていてなかなか会えずさみしい。父親がいなければ父親を望むし、母親がいなければ母親を望む。一緒にいるのが一番だ」としんみりと発言したことがありました。
そのあと、家族に向けた思いをつづった手紙(番組の企画で書いた「遺書」です)を読みました。
「韓国に来て4年がたちましたが、頭に浮かぶのは家族のことです。家族に対してしてあげたいことや、伝えたいことはたくさんあるけど、結局何もしてあげられませんでした。(中略)僕を生んでくれてありがとうございます。ここまで育ててくれてありがとうございます。
お母さん、今まで一度も言えなかったけど、本当に愛しています。」
お母さん思いのタクヤ。日本にいる母へキーホルダーを送ったら、母から「ありがとう、キーホルダーを見ていつも頑張っているよ」という手紙が来て涙を流したといいます。
日中韓を股にかけて活動し、いつも家族への思いやりを忘れない暖かい心を持つタクヤ。これからも国境を越えて人々をつないでいってほしいと思います。